全労済の自動車保険とその評価
ひときわ異彩を放っている自動車保険が全労済です。
全労済とは正式には「全国労働者共済生活協同組合連合会」という名称です。この組織は各種保障に関わる活動を行なっている生協です。
この全労済の最大の特徴はなんといっても「営利を目的としていない」ことにあります。組合員が自ら出資し、運営に参加することで成り立っているため、組合員の利益を第一にした活動内容となっています。そのため、自動車保険においてもお得な内容が用意されています。その中には他の保険会社にはないユニークなものがあり、独自の魅力をアピールしています。
また、全労済が行なっている保障事業は保険ではなく「共済」という名称が使われています。
そんな全労済の自動車保険は「マイカー共済」という名称で呼ばれており、さまざまな保障が用意されています。
まず自分に対する補償。「人身傷害共済金」では自動車事故で死傷したケースでは過失割合にかかわりなく全額補償が支払われます。金額は契約によって異なりますが、最大で5000万円になります。
また「自動車事故損害見舞金」では事故による怪我で治療生活を余儀なくされた場合、最高500万円の見舞金が支払われます。
それから「搭乗者傷害特約」。これは人身傷害補償とは別枠で補償されるもので、事故日・あるいは治療完了日から200日後に支払われます。
ほかには「無共済車傷害」では無共済・無保険の車との事故で死亡・あるいは後遺障害をこうむった際に最高2億円が支払われます。
相手方に対する補償ではまず「対人賠償」があります。これは過失の割合に応じて賠償金が支払われるもので、金額は無制限となっています。「対物賠償」では他人の財物に損害を与えた場合に過失の割合によって支払われます。こちらも金額は無制限となっています。
車の補償では「車両損害補償」。これは過失割合に関係なく20万円以上、1000万円までの車両共済金が支払われます。
万一の事故や故障の際に宿泊費用や運送費用、帰宅時の交通費、あるいは身の回り品の損害が補償される「車両損害付随諸費用特約」があります。
ほかにも他人の車を借りて事故を起こした際に補償される「他社運転優先先払補償」や「ミニバイク特約」「弁護士費用等補償特約」などが用意されています。
事故時のサービスも充実しています。30㎞までの無料レッカー移動、30分以内の各種修理サービスなどがあります。また事故の受付は24時間365日対応、現場急行サービスも同様の体制をしています。対人・対物賠償事故の際の示談交渉サービスもあり、全国84ヶ所にあるサービスセンターで対応しています。
また割引サービスも数種類あり、ドライバーの環境によって保険料を割引することができます。5%割引の「運転者家族限定割引」、10%割引の「搭乗者傷害特約、家族限定補償型」、15%割引の「人身傷害補償、被共済自動車登場中のみ補償特約」、5%割引の「ABS装着者割引」、5%割引の「エコカー割引」、5%割引の「ハイブリッド車割引」、「盗難防止装置装備者割引」など、お得な割引サービスが多数用意されています。
さらに、全労済のマイカー共済では22の等級が設定されており、6等級から始まり、安全運転を続けていくと等級がアップしていきます。等級が高くなると最大で保険料の64%割引を受けることができます。また、22等級のドライバーは一度事故を起こしても等級が下がりません。安全運転を心がけているドライバーにとっては非常に大きなメリットとなっています。
このように、他の保険会社とはやや立ち位置の異なる全労済の自動車保険。積極的な宣伝戦略を行なっている自動車保険会社と比べるとやや地味な印象もあり、知名度もあまり高くありませんが、じつは多くのドライバーから高い評価を受けています。
オリコン社が統計している自動車保険顧客満足度ランキングでもトップ5に入る評価を得ており、数ある保険会社の中でもトップクラスの存在となっています。全体ランキングだけでなく、付帯サービスや保険料といった個別のランキングでも上位にランクインしており、総合的に優れた自動車保険として高く評価されているのがわかります。
確実で安心して契約できる信頼感。営利目的ではないため、掛け金もオトク。いいことづくめの感も感もあります。厳しい競争が続く自動車保険業界の流れにきちんと対応し、さまざまな新サービスを提供している点も大きなポイントです。
評価している人はちゃんと評価している全労済。つい自動車保険をチェックする際に見逃してしまう人も多いかもしれませんが、もったいない話です。これから自動車保険の契約を検討している人はぜひとも選択しに加えたいものです。





